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不妊症 基礎知識のお部屋

基礎体温を測りましょう(以前に測ったものでも大丈夫です)

FSHなど●基礎体温の測り方

朝、目が覚めたた体を動かさず横になったままの状態で測ります。(起き上がるだけでも、体温が上がってしまうので注意してください)
毎朝、なるべく決まった時刻に測ります。(最低3ヶ月続けると自分のパターンが見えてきます)

(夫の変則勤務に付き合って早く起きた場合やあなた自身に夜勤があった場合など睡眠時間が少なかった時は備考欄に記入を!)

婦人体温計を使って、舌の裏に当てて測ります。

その日の体調や、おりもの状態などをいっしょにメモしておきましょう。



一般的に卵子は排卵後24時間程度、精子は2~3日の受精能力があります。
(場合によっては、それより少し長いこともあるようです。)

不妊治療のタイミング療法では、排卵予定日の前後あわせて3日間に性交すると良いと言われています。

タイミングの取り方 (自然妊娠を目指される方)

受胎のチャンスタイミングをきっちりあわせてもその周期に妊娠される可能性は20%前後といわれています。以外と周期あたりの妊娠率はひくいものです。ですから何度か繰り返し行う必要があります。目安としては5~6周期とお考え下さい。診療の最初に、糸練功にて合数を確認していきます。

基礎体温表で低温期(卵胞期)から高温期(黄体期)に移行する時期。
質の良いおりものが多くなっている時期。
特にこの2つは大きなポイントです。は基礎体温をつければ大まかに知ることができるでしょう。について質の良いおりものはどのような状態であるかというと、半透明でやや粘り気のあるおりもので、指に付けて伸ばすと10位伸びる とされています。おりものは常にごく微量ながら分泌していて、排卵の時期が近づくにつれて徐々に量が多くなり、次第に質の良いおりものが分泌してくるのです。
連続でタイミングを取ることは受精率の低下に繋がりかねないのです。「わかった!それなら逆にこの 排卵の日まで精子をためておこう」と考えることも良くないのです。よく男性はこのような考えの方が多いのですが、何日もためてある精子はいわばヨボヨボのおじいちゃん。やはり卵子にたどり着く確立は低くなります。



基礎体温表の見方

1.理想的な基礎体温
低温相から高温相への移行が急で、
高温相が十分な高さを持ち、長く安定している。
その結果グラフは台形。

最も妊娠しやすい基礎体温です

2.無排卵
低温相のみで高温相がみられない。

3.黄体機能不全
低温相から高温相へダラダラ移行しており、
高温相の期間も短い。三角形のグラフ。

当帰芍薬散証の方に多いタイプです

4.妊娠
高温相が18日以上持続。

 

妊娠検査薬の基礎知識

女性の体は、妊娠すると、おなかの中の赤ちゃんを育てようとする機能が働きだします。その変化の一つとしてhCG(human Chorionic Gonadotropin: ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)という名前のホルモンが、胎盤(おなかの中の赤ちゃんとお母さんの間で栄養分などを通すパイプ役)でつくられ始めます。このhCGは普通、着床(受精卵が子宮の壁の中に取り込まれる現象)してから初めて体の中でつくられ、生理予定日(妊娠4週目)頃からおしっこの中に出てきます(図)。更にhCGは妊娠2カ月から3カ月くらいにかけてたくさんつくられ、出産するまで出続け、妊娠の状態を維持しています。普通は妊娠していなければ、hCGはおしっこの中には出てきません。

妊娠検査薬では、このhCGがおしっこの中に含まれているかどうかを調べます。

検査結果が陽性の場合は、妊娠している可能性があります。しかし正常な妊娠かどうかまでは、この検査薬ではわかりませんので、できるだけ早く産婦人科で確定診断を受けることをお薦めします。

結果が陰性の場合でもその後生理が始まらない場合は、3日後に再検査をするか、直接産婦人科でご相談ください。人によって妊娠のごく初期では、おしっこの中にまだ充分にhCGが出てきていなくて、市販の妊娠検査薬では検出されず、検査結果が陰性になることもあるからです。

☆妊娠を早く知っていただくことはとても大切なことです

妊娠している場合、生理予定日ごろはすでに妊娠4週目にあたり、このころから妊娠15週目(妊娠4ヵ月)ごろまでの妊娠初期は、胎児の脳や心臓などのいろいろな主要器官ができ始める重要な時期で、胎児が外からの影響を最も受けやすい時です。

・正常妊娠持続日数は280日とする

  ・28日を妊娠歴の1ヶ月と定め、妊娠持続を10ヶ月とする

  ・7日を一週と定め、妊娠持続を40週とする

  ・妊娠満週数で数えることとする

 と定められたのが妊娠週数です。(下のイラストを参照して下さい)

 この定義に従うと、最終月経開始日は妊娠0週0日となり、妊娠2週の開始日(妊娠2週0日)が14日目、妊娠4週の開始日(妊娠4週0日)が28日目で、この日(妊娠4週0日)から妊娠2ヶ月に入る、ということになります。

 なお、この数え方でいくと280日目が妊娠40週0日(妊娠40週の開始日)となり、この日が分娩予定日となります。

※妊娠~出産まで※

下記のつぼは、人によって、微妙に動きます(合数によってもかわります)随時ご指導いたします。

・0週0日は最終生理開始日になります。

・2週0日が、排卵日となります。

・4週0日が生理予定日となります。 

妊娠による身体の変化

・生理がとまる、遅れる

比較的“生理周期”が安定しているのに、1~2週間も遅れている場合は妊娠の可能性があります。周期が不安定な人は判断しにくいですが、一応妊娠を想定して自分の体の調子や変化をチェックしてみましょう。

・つわり

生理が遅れて1週間で始まる人もいれば、まったく無い人までさまざま。つわりが始まる時期や程度には個人差があります。主な症状として吐き気やむかつき、食べ物の好き嫌いが今までと変わったりすることがあります。

・その他、体の変化

・生理がとまる、遅れる

比較的“生理周期”が安定しているのに、1~2週間も遅れている場合は妊娠の可能性があります。周期が不安定な人は判断しにくいですが、一応妊娠を想定して自分の体の調子や変化をチェックしてみましょう。

・つわり

生理が遅れて1週間で始まる人もいれば、まったく無い人までさまざま。つわりが始まる時期や程度には個人差があります。主な症状として吐き気やむかつき、食べ物の好き嫌いが今までと変わったりすることがあります。

・その他、体の変化

妊娠すると乳房が張る、乳輪が大きくなる・黒ずむ、乳首が敏感になる。また、尿の回数が増え、肌の調子が悪くなる、イライラする、眠気、だるさを感じるなどの様に、ホルモンの影響で母体にはさまざまな変化が起こりますが、ごく自然なことで心配はいりません。

流産の事

切迫流産の症状は、性器出血とおなかの痛みです。つまり、妊娠のはやい時期に出血があったりおなかが痛んだりした場合は切迫流産の可能性があります。出血は褐色や黒いおりものの場合もありますし、腰が痛む場合もあります。このような症状があるときは、早めにかかりつけ医、または、当院へ一刻も早くお知らせ下さい。

 病院受診時には、内診や超音波検査などを行います。切迫流産と診断されれば、治療を受けていただくことになりますが、切迫流産の時点で適切に治療を行うと正常の妊娠へ回復する可能性があります。

 切迫流産の治療の第1は安静です。安静には2つの段階があり、切迫流産の程度が軽い時には自宅安静、重い時には入院安静が必要になります。安静療法の他に、内服薬や注射薬を併用することもあります。安静を中心とした治療により、出血や痛みが改善した時は退院して安静を解除することができます。その場合、その後の妊娠経過には影響はないといわれています。切迫流産と診断されても心配しすぎずに、担当医から充分に説明をしてもらい治療を受けるようにしましょう。

妊娠月数 1ヶ月 2ヶ月 3~4ヶ月 5~10ヶ月
妊娠週数 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 15 16 17 18 39
最終月経からの日数 0

6
7

13
14

20
21

27
28

34
    49

55
56

62
        105

111
112

118
    273

279
胎児の成長 排卵・受精 中枢神経、心臓、消化器、手足などが発生・形成 性器、口蓋の形成 赤ちゃんの体はほぼ完成
服用の危険度 風疹ワクチン、金製剤(リウマチ)は体に残りやすいので注意が必要 ホルモン剤、ワーファリン、脂溶性ビタミン(特にVA)、一部抗生剤など ホルモン剤、降圧剤(ACE阻害剤)、一部抗生剤など 鎮痛薬など
無影響期

薬による影響は少ない
絶対過敏期

一番注意が必要
相対過敏期
~比較過敏期

油断禁物
潜在過敏期

奇形といった胎児異常はないが、分娩直前の適応障害や発育のリスクあり
- 催奇形成の恐れあり 胎児毒性の恐れあり

流産は妊娠初期の12週未満に起きやすく、特に妊娠8~10週(妊娠3ヶ月)ごろがもっとも発生する危険性が高く、それ以降の後期流産は少ないといわれています。
切迫流産」は流産しかかっている緊急状態です。

切迫流産の原因

受精時の異常、多胎妊娠、血液や免疫の異常、子宮の異常や病気など、さまざまな原因が挙げられますが、原因不明なことがほとんどです。また、絨網膜下血腫という、妊娠時によく見られる症状が原因の方も多いです。

切迫流産の症状
 1.出血
   鮮血からピンクがかったもの、茶褐色など(茶褐色の出血は時間がたったものといわれています)
 2.下腹部痛
   激痛~軽い痛み・腰痛など。痛みは感じない人もいる

切迫流産の治療法

安静が第一です!

妊娠初期にはこれといった有効な薬がないのが現実なようです。
多量の出血や強い腹痛、腰痛などがあり切迫流産の症状が強いと判断された場合には、入院治療が必要になります。また超音波診断法にて胎嚢周囲に出血像が認められるなど流産の危険性が考えられる場合にも入院治療が必要になります。
黄体ホルモンやhCGなどのホルモン療法や子宮収縮抑制剤、止血剤の投与や感染防止対策などがとられることもあり、また後期流産の防止のために頸管縫縮術が必要になる場合もあります。


少しでもいつもとちがう、おかしい、と感じたらなるべく早く診察を受け、指示に従いましょう。なんでもなければ、それに越したことはありません。
切迫流産と診断されても、治療と経過によっては妊娠を継続できる場合もあります。

不育症の原因と治療

染色体異常以外の不育症の原因は下の円グラフが示すように、黄体機能不全・甲状腺機能異常 ・高プロラクチン血症、糖尿病などの内分泌異常によるものが10%子宮奇形を含めた子宮内腔異常によるものが15%抗リン脂質抗体症候群(APA)を含めた自己免疫によるものが20%と考えられていますが、残り45%は依然として原因不明(抗核抗体「ANA」など)とされ、今後の解明が待たれています。 






 

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