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胃・十二指腸潰瘍 腹痛・胆石(胆砂)

写真 原因には胃酸過多や胆石胆砂など原因が様々です。糸練功では、西洋学的に背面より胃の高さ辺りで糸練功 を取ります


胃酸の影響を受けて潰瘍を形成するものを総称して消化性潰瘍(しょうかせいかいよう)と呼んでいます。消化性潰瘍の代表は、胃潰瘍と十二指腸潰瘍です。

 胃潰瘍は、40歳以降の人に多くみられるのに対し、十二指腸潰瘍は10〜20代の若年者に多くみられます。十二指腸潰瘍の患者さんは、過酸症(かさんしょう)であることが圧倒的に多いのですが、胃潰瘍の患者さんは、胃酸の分泌は正常かやや少なめの場合がほとんどといわれています。

 胃の粘膜に炎症が生じると、胃の粘膜は多かれ少なかれ障害を受けます。この時、粘膜が深くえぐり取られたものを“潰瘍”と呼んでおり、浅い変化しか生じなかったものを“びらん”と呼んでいます。

 びらん性胃炎というのは、腹痛などの症状が胃潰瘍と同じように現れますが、回復は早く、症状は数日で消え、内視鏡で観察すると胃炎の所見も1〜2週であとかたもなく消えてしまうことが多いといわれています。

これに対して、胃潰瘍は症状が長く続きますし、潰瘍が治癒するのに2〜3カ月もかかります。




胃潰瘍

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胃は胃酸によって飲食物を溶解させ、吸収と排泄をやりやすい状態にします。その際、胃壁を保護するために粘液も分泌されます。つまり、胃酸と粘液のバランスによって胃が健康な状態に保たれていれば、飲食物を上手に身体にとり入れたり、排泄したりすることができるのです。しかしながら、胃酸と粘液のバランスが崩れると胃壁が損傷してしまいます。胃壁の粘膜がただれ傷つき、やがて穴があいてしまうことすらあります。これが胃潰瘍と呼ばれる疾患です。胃潰瘍は、どちらかといえば粘液の分泌が弱まることが原因で発症すると考えられています。

精神的ストレスによる自律神経の乱れは、胃潰瘍の大きな要因のひとつです。また、脂質や糖分の多い食生活、あるいは過渡な飲酒や喫煙、ピロリ菌感染なども要因としてあげられます。

十二指腸潰瘍

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十二指腸は胃から送られてきたものをさらに溶解し、吸収排泄しやすくします。そのため、胃と同じように酸性に保たれていますが、膵臓(すいぞう)からアルカリ性の液が分泌されているため、酸性度は緩和されます。

十二指腸が潰瘍になる状態とは、やはり酸性分泌液とアルカリ性分泌液との不均衡です。十二指腸には、胃から流れ出てくる胃酸も多く、胃潰瘍とは逆に、酸性分泌液の過多が十二指腸壁にダメージを与えていると考えられます。

胃潰瘍、十二指腸潰瘍、ともに大きな要因はストレスです。特に胃潰瘍に関しては「脳の病気」という別称すらあるほどです。几帳面で繊細な性格が仇となる場合もあります。周囲に対してはもちろん、ご自分に対しても寛容で柔軟な姿勢を保つことが大切です。

胆石・胆砂・膵石など

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脂ものなどを多く摂取すると、肝臓で生成された胆汁が多く分泌され、胆嚢へ入り濃縮され、その濃縮された胆汁は十二指腸へと流れ、脂ものの消化酵素として働きます しかしこの時、総胆管などに石や砂が溜まってると、うまく十二指腸までながれず、脂の成分がそのまま小腸へ流れ込むため、内膜刺激を受けた小腸は即大腸へ送りまた大腸も同じく粘膜刺激をうけることにより、水分吸収をする時間が短縮され多くは下痢になります(特異質的に便秘になる方もおられます)

女性に多い理由はよく分かっていないが、更年期を境に女性ホルモンが低下して、脂肪分解の力などが変化するからではないかと考えられています、また、コレステロールが原因とる結石は、胆石のなかでもっとも多い。コレステロールは水に溶けないので、一部が胆汁に溶け込み肝臓外に排出される。胆汁の中のコレステロールと胆汁酸のバランスが崩れると、コレステロールが結晶化して胆石になりやすくなると言われます

吐き気をともなう腹痛の対処法

吐き気をともなう腹痛への認識を、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの病気を基本として考えるとき、その治療法はきわめて容易なものとなりました。かつては安静療法と食事療法により、長期入院を余儀なくされることも多くありました。しかしながら、胃酸の分泌を抑える薬や粘膜を強化する薬の開発がすすみ、すみやかな症状の改善が可能になり、完治させることの容易な病気となりました。

ただし、すぐに症状が治まるからといって薬を止めると再発のリスクが高まるので注意が必要です。医師の指示にしたがい、初期治療から維持治療へ、薬の配合を調整しながらの服用が必要になってきます。

胃潰瘍や十二指腸潰瘍は、日常生活のあり方が大きな要因となります。完治しやすくなったからといって、くりかえすようでは身体全体にさまざまな悪影響を及ぼしかねません。基本的な生活習慣、睡眠休養の確保、食生活の見直しはとても大切なことです

食中毒への対処法

吐き気をともなう腹痛でもっとも重要視しなければならないのが食中毒です。さまざまなウイルスや細菌感染のおそれもありますので、すみやかな受診が望まれます。

食中毒の疑いを感じたら、まず水分を補給することが大切です。「吐き気」に対しては、吐きやすいような状況を作りすみやかな嘔吐を促します。このとき、嘔吐物が詰まらないような体勢をとることが大切です。また、下痢に対しても、排泄されるべきものですので、どんどんと排泄しなければなりません。安易な市販薬の服用は避け、できるだけ病院を受診されることをおすすめします。





糸練功での反応点

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まず、腹痛の70%は、胃そのものでない場合が多いです、糸練功にて、胆石、胆砂 膵石などの有無を確認して、無い事確認してから 背面から、胃の噴門部~幽門部にかけて全体を掴むように糸練功をします。 胃の辺りから反応がない時は、胆嚢や膵臓にも時には、心下部も注意をして見て、胃・十二指腸であるかを確認し 問診内容と照らし合わせて証を導きます。

鍼灸では腹部はもちろんですが、足の親指の裏 下肢の脾経などを糸練功で確認し反応が見つかったら鍼をします。


胃・十二指腸潰瘍の原因は何か

 胃・十二指腸潰瘍の成因のうち、ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)に由来するものが十二指腸潰瘍で95%、胃潰瘍で70%前後とされています。ピロリ菌以外の成因として重要なのは、薬剤、とくに非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs:エヌセッド)です。

アスピリンが最も有名ですが、日本ではアスピリン以外でも多数のエヌセッドが関節リウマチやかぜなどの治療に使用されています。

 これらの薬剤は、胃酸から胃粘膜を守るうえで重要な役目をしているプロスタグランジンの合成を抑制する作用をもっています。

そのため、エヌセッドを服薬すると、胃の防御機構が障害され潰瘍を形成するのです。

エヌセッドに由来する潰瘍の特徴は、上腹部痛などの症状を伴わない例が多いので、治療を受けないまま悪化して出血を起こしたり、難治性の潰瘍に移行する例が多いといわれています。

 現在、ピロリ菌とエヌセッドが胃・十二指腸潰瘍の2大成因といわれており、それ以外の原因によるものは、日本では5%を切るくらい少ないことが明らかになってきています。

したがって、ピロリ菌とエヌセッドに対する対策が確立されると、胃・十二指腸潰瘍の治療および予防が飛躍的に進歩すると考えられます。


40代 女性

胃痛が続いてしんどかったのですが、近江治療院の糸練功で、安中散加茯苓 本治を出して頂き その薬を飲んで2~3日でほぼよくなりました! これからも頑張って飲みます!!!


40代 女性

喉の詰まりがありました、詰まりの原因がわからず悩んでいたら、先生がこれは胆石から来てるよといわれたので、素直に処方されるままの煎じ漢方薬を 服用していたら、時折、逆流性食道炎(GERD)とお腹の痛みがありましたが、数回我慢しているうちに、先生から全部流れたよと聞いてからは、本当に痛みや 胸やけ、つまり逆流性食道炎(GERD)などの症状が落ち着いたのでびっくりしました、今は喉の詰まりもほとんどなく凄く楽になりました。






30代 女性

胃薬を飲んでもいまいち良くなりませんでしたが、先生が半夏瀉心湯にスーパーの生姜チューブで薄めた水で服用しなさいと教えて頂き実行したら 次の日から早速楽になりました、以前のような空腹時の腹痛がなくなり本当に感謝しています。





 

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