甲状腺腫を気にする女性
女性 ROさん 42歳
初診 16年9月8日
とにかく、肩が凝って、足が冷え、時々足底が痛むときがあるという。
当初の治療法で治療を行っていた。
そして、西洋医学で、良性の甲状腺腫と言われたものの、やはり女性でもあるので、回りの目が気になると悩んでおられた。
この女性の場合は、肺虚肝実証 75難型の治療法である。
平成17年年間通して、肩こりの治療等を行っても、すぐに再発を繰り返す、酷いときは、治療をした日も、帰ったら夕方ぐらいから
急に調子が悪くなってくると言う、 当初ドーゼ過多ではと随分悩みました。
平成18年1月
持病の喘息が酷く出てきた、木下反応穴で糸練功で調べると、 気管支喘息2.2合を確認 経絡病心包陽証
漢方では、小青竜湯加石膏証である。 小青竜湯加石膏の代用として、鳳水仙を1日2包与えた。
この喘息は、鳳水仙にて即治した。また、このころから、奥様は漢方薬のすごさに触れて、是非甲状腺腫も、これを機会に治せませんかと
相談された、糸練功で調べると、臓腑病大腸陰証 半夏厚朴湯証である。代用の風蔘を1日2包服用いただいた。また同時に、出来物を
壊すと言われる、良塊仙も同時に、夜に服用いただくようにした。肩こりに関しては、TMDの原因が大半を占めてるとこのときに気づいたので
TMDの治療をイオンパンピングで行っていった 顎関節症は糸練功で調べると0.5合でした。
18年3月
ある日突然、「先生お腹を痛がってるのですと」ご主人様からお電話を頂きました。私は一瞬、風蔘か良塊仙 特に瀉剤である良塊仙が
副作用でも起こしたのかと心配になりましたが、遠隔診にて糸練功で副作用診を確認すると陰性でした。とりあえず明日後来院とい
うことになりました。
ご来院されて痛がってる部分を糸練功で調べると 風毒診を確認、風邪を引かれたようである、それも昨日か一昨日にひかれたようである。
IP経脉治療
肺 列缺 -IP- 大腸 合谷
脾 太白 -IP- 胃 豊隆
(後から、見直しましたが、このつなぎ方は、入江式とは異なります。)
お腹の痛みは、愁訴診にてたどっていくと、肝臓(西洋医学の肝臓)の部分からの放散痛のようである、先輩の江崎先生(福岡北九州市小倉・新生
薬局院長)から教わったのですが、大抵の腹痛は、胃が痛くてそのまま胃が痛いという確率は、全体の腹痛からおいて
かなり割合が少ないらしいです、大抵は、他の部分の痛みの放散痛が、ほとんどだそうです。
肝経別 瞳子リョウ-IP-太衝 蠡溝-IP-天突(加重穴)
奇経 帯脈治療 臨泣-IP-外関
この治療を3回ほどしましたら、現在は痛みはまたっく無いとのこと。
また本日、甲状腺の部分を見せて頂くと「先生おかげで、前はタートルネックの服を着ないと恥ずかしかったのですが、腺腫が小さくなったので
今では、頸元が少しゆるめの服を着れるようになりましたと」患部を見せながら大変喜んでおられました。
当初の肩こりも、疲労によるこり程度で治療をすればすぐ楽になる体質へと変わっておられます。このまま風蔘・良塊仙は続けて頂きながら
週2回の診療を 今日から月1回の診療へ変更いたしました。
考査
私が所属する、伝漢研の商品のすごさを改めて思い知らされた症例となりました。 鳳水仙 良塊仙 風蔘 全て本当にすぐれた代剤です。
このような素晴らしい商品を、血のにじむような、ご努力をされて開発された、師匠 木下順一郎先生に敬服致します。
この3薬方がなければ、今回の様な症例を出すのは到底難しかったと思います。
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