証による 標準の治療穴
肺虚 太淵(補) 太白(補) 陽池(補)
脾虚 太白(補) 大陵(補) 陽池(補)
腎虚 復溜(補) 經渠(補) 委陽(補)
肺虚肝実 難経七十五難型 復溜(瀉) 陽池(瀉) 陽谷・養老・支正(瀉) 
脾虚肝実 太白(補) 懸鍾(光明)(瀉) 陽池(補)

 

糸練功とは



治療してもまもなく、症状が悪くなるご婦人

1962年生 43歳 (N12376

平成16年9月8日 初診

甲状腺腫があり、肩こりがひどく、頭痛、踵(かかと)の痛みがあり、下肢の冷えが著名である。

生理時は、酷い生理痛があるとのこと。

舌は、やや水毒気味、舌下静脈怒張が見られる。

 

経筋治療 足の少陰経筋 反対側の足太陽経筋にそれぞれ、焼きはりを施す

経絡治療 脾虚証 である 經金穴  商丘 間使 外関 穴に 補法鍼

甲状腺腫を糸練功で診ると、臓腑病大腸陰証0合を確認。半夏厚朴湯の証である。

1日2包の服用(ご自分でご購入)をしました。

 

途中、気管支炎 心包陽症2.2合に小青竜湯加石膏証 と診られるせきが確認されたので、H利水製剤を投与。1日2包

 

平成17年1月11日

 

気管支炎の愁訴部 3.5合に回復、ご本人も、あの薬はなんですか?飲んだ次の日から咳の数が激減しましたと言われました。

甲状腺腫の半夏厚朴湯の証も 5.6合に回復 しかし、外見上の腫れはほんの少ししか小さくなっていない、引き続き、この患者様には

F曲參製剤を服用頂きたいと思ってます。

 

考査 おそらく、甲状腺腫の圧迫が、奥の脳下垂体の圧迫にまで達し、その圧迫により、ホルモンの分泌の異常が起きているものだと

推測する。ホルモンの分泌異常により、本来の自然治癒力が妨げられ、治療をしても、効果が持続しなかったものだと思われる。

最近来院された、1月11日は、ほとんど治療をせず、相談だけで終わることが出来た。後は再発防止のため、F曲參製剤と石決明製剤を服用いただく予定である。

 

 

 

 

 



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