妊娠中の腰痛
初来院 2月 27日
主訴 腰痛
最近、横になって寝ると動悸がすることが多いとのこと。おそらく横になったとき、腎臓が圧迫され、相剋関係に働く
心と腎の陰虚火動が、動悸をもたらしているのではと思い。内部的(内臓的)な感覚を覚えたので、本来なら腰痛症なら
経絡病が多いが、上記のことを加味して、経別治療で治療することにした、経別治療は、その臓の表裏関係と2経脉を
5分以内に一気に治療することが可能であるからである。
木下糸練功深浅診で、2合確認 最近の腰痛症に多いTMDを確認陰性だった。
経別脈診 胃陽証 小腸陽証 奇経の症
妊娠中もあって、診療のベッドに横になっていただくことも難しかったので、座位のままで、経別治療を施した
四白-IP-衝陽 椀骨-IP-攅竹 のそれぞれ2経別にIP療法を行った。
奇経の症 帶脉治療 臨泣-IP-外関 を行った、それでも少しまだ若干痛むというので、糸練功で最も痛むところに
円皮針を施した。即治した。
考察 毎回思うことだが、師匠木下先生のおかげで、経別脈診を使い、どこの経脉が病んでるのかを手に取るように
分かるようになってきた、しかし、未だそれが、どういった関連で、この経脉が出てきているのかが分からないと時が
ある、まずは患者さんの状態を寛解、治癒する事に全力を注ぐのは当然なのだが、それについての病理考察が出来るように
なると、もっと7治療に幅が出来るように思える。今後は深い病理考察も出来るように精進していきたい。
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