証による 標準の治療穴 | |
肺虚 | 太淵(補) 太白(補) 陽池(補) |
脾虚 | 太白(補) 大陵(補) 陽池(補) |
腎虚 | 復溜(補) 經渠(補) 委陽(補) |
肺虚肝実 難経七十五難型 | 復溜(瀉) 陽池(瀉) 陽谷・養老・支正(瀉) |
脾虚肝実 | 太白(補) 懸鍾(光明)(瀉) 陽池(補) |
長年胃もたれに苦しむ女性
昭和41年生 37歳 (No12319)
平成16年4月10日 舌診にて水毒を確認する 糸練功にて五志の憂は2.5合とさすが長年だけに、自律神経も相当病んでると診られる。
主訴の胃部を臓器反応点にて糸練功の結果、 胃部1合、 心臓を6合と確認しました
また脉診にて、脾虚証と証を立てる、太白 大陵 委中に補法、若干背部兪穴にも補法をする。標治法では、足の三里、中かん穴に 寸6の3番鍼で直刺術しました。
4月13日 舌診では 平(異常なし・水毒が消失) 五志の憂 7合 本人は、前回の治療で不思議なくらいお腹がすきっとしたと喜んでおられた。
本日は 腰がだるい痛い 息苦しい感じ 食欲○ 睡眠 入眠が悪い 便通 良好 とのこと 糸練功で前回の心臓部を診ると9合
胃部は2合と回復しておられた。 腰痛は3合と合数が低いのが目立つ。 本治法 腎虚証 復溜 けいきょ 委中 背部兪穴
前回におなじ標治法を行った。 即 胃部・心臓部共に糸練功にて10合を示した。
4月26日 舌診 寒証とみる 五志 1合 本治法として前回に同じく腎虚証の治療をしました。(脉診・腹診にて確認)
(糸練功)胃部1合 心臓部 7合 肩こり 右肩2合 食欲睡眠ともによいが便通は便秘気味と訴えた。
標治法にて 中かん、足の三里に直刺術。
糸練功にて施術後の確認の結果
胃1合→9合 右の肩こり 2合→9合 とめざましい回復をされました。
5月10日
胃のもとれが出ることは時々あるが自然に治るようになったと喜んでおられました。
舌診 痰飲 水毒共になし 五志 4合 胃 4合 脉診 腹診にて 脾虚証と証を立てる
太白 大陵 委中 背部兪穴の補法 標治法 吉田流あん摩(按腹)のみ施した
予後の糸練功
胃 10合 五志10合 と高い合数を示した
5月24日 舌診 平 胃部 10合 若干 喘息があると言うので、反応穴にて糸練功で調べた結果 3合 +1でした。
本日は、喘息に対する標治法主にした診療を行いました。
標治法 天とつ穴 合谷穴 それぞれ刺鍼 喘息反応穴が即 7合を示し、治療中のしつこい咳も止みました。
胃部に対する不快感がなくなって気持ちがいいと本人も大喜びで、一回の治療で、すぐにあれほど治るとは思いませんでしたと
本人も満足に言って下さいました。1週間一回の診療でしたが、こちらのほうから様子を見るためにも2週間に一回の診療に切り替えるよう
指示いたしました。 胃のもたれの診療としては、ここで一旦終診としました。
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