証による 標準の治療穴 | |
肺虚 | 太淵(補) 太白(補) 陽池(補) |
脾虚 | 太白(補) 大陵(補) 陽池(補) |
腎虚 | 復溜(補) 經渠(補) 委陽(補) |
肺虚肝実 難経七十五難型 | 復溜(瀉) 陽池(瀉) 陽谷・養老・支正(瀉) |
脾虚肝実 | 太白(補) 懸鍾(光明)(瀉) 陽池(補) |
長年頭痛と吐き気嘔吐で苦しむ女性
昭和28年生 50歳 (No10036)
平成13年3月21日 初来院
問診の結果、口が苦い事が多いと言う。肝また16歳の頃から、頭痛と吐き気に襲われているという。
肝経の変動があると見た。脉診の結果、やはり肝実が見られたと同時に腹診で、脾虚も確認した。 糸練功では 3合+1を確認。
、まず本治法で、脾虚肝実症をとる。 体が重だるいことが多いと言うので、体重節痛の兪土原穴 太白に補法をした。 次いで光明穴を瀉した。
まず頭痛が一瞬で引いていったと驚いておられた。
3ヶ月後 頭痛は比較的ましになったが、吐き気の方が仕事がハードになると、すぐ出て来るという。
治療法として、 風池 天柱 手三里 を 標治法で取った。
6ヶ月後 仕事が多少ハードでも、吐き気や嘔吐が出なくなった、16歳の頃から悩んできた、悪心、嘔吐から解放されたと感激されていました。
1年後 全く吐き気は感じることが無くなったが診療の期間が2週間以上のびると、頭痛が激しくなるらしい。
現在は、肩こりから来る頭痛(筋収縮性頭痛)を未然すべく、1週間に一回の単位でご来院なされています。
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